残せる限りの想いを

• 05/17/07:51

猫が一つ鳴いた
そしたら消えた
すべてが消えた
真っ白 画用紙
真っ黒に塗り潰してやれ
お前がさ
一心不乱の己の姿を
ひょうひょうと覗き込んでる
もう一人の己にぶちまけるために

あの猫はまた鳴いた
何の為に現れる
真っ黒 画用紙 削ってみろよ
お前が塗り潰してきた下には
確かに色があっただろ
赤 青 黄色 そして白
みせつけてくれ もう一人のお前に
「やってやったぜ」と叩きつけてやれ

もう鳴かない 現れない
けれどいつでも見てる
その場所から
覗き込んでる

そうだ お前がさ

[0回]

• 07/01/00:49
• 詞－ｺﾄﾊﾞ－
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